
SINCE 1879
東洋紡糸は、明治12年(1879年)に創立された日本の繊維産業発祥の工場「桑原紡績所」を前身に、約145年以上糸づくりを続けている日本で最も紡績業の歴史を持っている会社の一つになります。昭和5年(1930年)にはカシミヤ糸の生産を国内で初めて行った会社でもあり、以来95年以上つくり続けている純国産のカシミヤ糸は、その歴史と伝統を今日まで職人の手によって守り続けながら、世界に誇るトップレベルの品質で生産し続けています。
東洋紡糸は、明治12年(1879年)に創立された日本の繊維産業発祥の工場「桑原紡績所」を前身に、約145年以上糸づくりを続けている日本で最も紡績業の歴史を持っている会社の一つになります。昭和5年(1930年)にはカシミヤ糸の生産を国内で初めて行った会社でもあり、以来95年以上つくり続けている純国産のカシミヤ糸は、その歴史と伝統を今日まで職人の手によって守り続けながら、世界に誇るトップレベルの品質で生産し続けています。
カシミヤ原料の調達
東洋紡糸のカシミヤ糸は原料の調達からはじまります。東洋紡糸では中国産地との深く長い信頼関係を通じて、「最高級の原料を見分ける目」「広いネットワーク」を用いて最高品質の原料を中国から直接調達しています。また技術指導を行ってきた現地の整毛工場を中心に長年培ってきた独自の調達ルートにより、安定した最高品質の整毛のみを厳選することができます。相場変動が激しいカシミヤ原料ですが、年間を通じて買い付けを行っているため、価格・数量・品質ともに安定して購買する能力を有しています。
東洋紡糸の考える良い糸とは? 良い糸と呼べる基準には色々な要素があると思います。製品になっているものでは、型くずれがしない、毛玉が出にくい、官能的な風合いを持つ、編み目の印象がよいなど。また生産/製作面では編みやすい、織りやすい、寸法/目付が安定する、生産効率がよいなど。色合いや風合い、仕上がりに対する感性の部分と、糸の物性面に対する機能的な部分とがバランスよく融合し、両面を兼ね備えた糸こそが、高品質な糸、良い糸と呼ぶことができるのではないかと東洋紡糸では考えています。
東洋紡糸ではカシミヤ紡績で長年培った技術を生かして、ニット製品を特徴付ける様々な新技術や特許技術の開発を行なっています。伝統技術の継承を重要視し、更なる改革、改善を施しながら未来に向い、歴史の中で育んできた糸作りの伝統、カシミヤの文化を守りながら、より一層、品質のプライオリティーを高く、新素材の開発、新たな表現の追及を進めています。
CCMIと品質管理
CCMI(カシミヤ・キャメルヘア工業会)
カシミヤ・キャメルヘア工業会(CCMI)は、“本物のカシミヤ及びキャメルヘア製品の利用を促進し、その製造業者、小売業者と消費者の利益を保護するため”、1984年に世界の代表的な大手カシミヤ紡績で構成される国際シンジケートとして設立されました。東洋紡糸はカシミヤ・キャメルヘア工業会(CCMI)に加盟し、役員に名を連ねています。
東洋紡糸ではCCMIメンバーの責任と良識を持って、原料調達から原糸に至るまで厳格な品質管理、検査体制の下で糸作りを行っています。